キャラクターはどこまで作り込む?メリット・デメリットを考えてみた。

プロットを一生懸命考えていたんだけど、自分の中で決めていた期限までに、完成させるのは無理でした。

というかその前の段階というか、頭の中のイメージみたいなものが、まだ固まっていないような気がする。

プロットを書き始めたら何とかなるかな、と淡い期待を抱いたんだけど。

Wordを開いたものの、思いついた文字や文章をただ羅列しただけで、そこから進まず…( ノД`)。

脳内でちゃんとイメージを固めてからでないと、取り掛かるのが難しい。

モチーフはなんとなく決まっていて、大まかなストーリーは思い描いているんだけど、

ふり子
ストーリーを構成するエピソードがなかなかうまくまとめられない…

どうしてかなー?もしかして、キャラクターがまだ定まっていないのかな?

キャラクター作りって、難航する人多いんじゃないでしょうか。私も御多分に漏れず、その一人。

そこで今回は、「小説を書く前のキャラクター作り」について、語ってみようと思います。

(早くプロットに取りかかれよ…←心の声)

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小説を考える上でキャラクター作りを先にしたら迷宮に入っちゃった

架空のキャラクターをゼロから作るというのは、とっても難しい作業です。

だって自分じゃないから。

「自分以外の人間をその世界の中で命を与え、考えさせ、行動させる」

これって、よく考えたらすごいことですよね!

「キャラクター作りは小説を書くにあたってとっても大事」というのは、どこのハウツーにも書かれていることだけど、雨ふり子はどうしても、ストーリー(起承転結)や設定の方から考えてしまいます。

「キャラクターは後付け」というわけでもないんだけど、自分の思ったようなストーリーに沿うように作っていきます。

そのせいかどうかはわからないけど、返ってくる批評には、「キャラクターが弱い」というようなことが結構書かれています…。

今回考えていく上でも、いつもの癖でストーリーから考えていたんだけど。

いや待てよ。

ふり子
応募した賞の結果が伸び悩む原因のひとつが「キャラクター作り」なんだとしたら、今回はキャラクターから作っていくべきじゃない?

と思い付き、以前より断然頑張って作り込んだつもりだったんだけど…(;´・ω・)。

でも、プロットが進まないということは、まだまだ足りないのかもしれない。

深く掘り下げるという意味では、完成していないのかも…。

と気づくと、またいろいろと迷いだして、脳内をこねくり回していくうちに、

「もはや誰を主人公にしたらいいの!?」

ということまで悩みだしたΣ(゚д゚lll)。

ふり子
「だけどそもそも、どこまで作り込めばいいの?」と思いませんか?

作り込めば作り込むほどいいの?

これ、本当に疑問です…。

小説を書く上でキャラクターを作り込むメリットって?

キャラクターが勝手にストーリーを進めてくれる

キャラクター作りの作業として有名なのが、「そのキャラクターのこれまでの人生をつくる」ということですよね。

キャラクターはその世界の中で、生まれてから歩んできた人生があるわけです。

小説には描かれないけれど、

「何歳のときはこういう性格で、こういうことがあったよ」

とか、

「こういうバックグラウンドがあるよ」

という設定は、キャラクターの奥行きを出すためにはとても大事なこと。

この土台をしっかり考えていれば、キャラクターが物語を勝手に進めていってくれるはず。

そうすると、作者は物語を進めるのに苦労しなくて良い、という理屈です。

描写がしやすくなる

事前にとっても作り込んでいるんだから、実際にそのキャラクターを描写する時はとっても楽。スラスラ筆が進むのは間違いない!

見た目の描写はもちろん、性格口調過去の経験世界観行動パターンなどがしっかりしているから、そのキャラクターの考えや行動がブレる心配はないでしょう。

私はよく描いているキャラクターがブレます。

「いや、そんなことやらないでしょ…」と自分でツッコむようなことをさせなきゃいけない時があります。

なぜならストーリー先行で書いちゃってるから(;´Д`)

描写しづらい!って時が結構あります。

ふり子
こうなってしまうと、やっぱりしっかりとしたキャラクター作りは大事なんだなぁと実感します。

小説を書く上でキャラクターを作り込むデメリットって?

魅力がなければ誰もついてこない

小説、特にライトノベルにおいては、キャラクターというのは「魅力があること」が前提です。

「こんな主人公みたいになってみたいな」

「このキャラクターのセリフかっこいいな」

「やった!できなかったのに乗り越えてできるようになった!」

などなど、読者が読み進めたいと思えるキャラクター、疑似体験したいと思えるキャラクター、応援できるキャラクターが、主に「魅力のあるキャラクター」と言えるでしょう。

ふり子
物語に入り込めるというのは、すなわちキャラクターに魅力があるということだと思います。

そのため、せっかくそのキャラクターの性格や生い立ち、能力、立場などを作り込んで「これで完璧!」な状態にしたとしても、そもそも感情移入できない魅力のないキャラクターを作ってしまった場合、

読者は誰もついてきてはくれないのです、悲しいことに。

雨ふり子は「魅力のあるキャラ」ばかりを意識して考えていると、「そもそも魅力あるキャラってなんだよ!?」って、パニックになってしまう時が多々あります(涙)。 

キャラクターが自発的に物語を進めてくれない

ということは、メリットである「キャラクターが物語を勝手に進めていってくれる」も、デメリットとなってしまいます。

面白くないキャラクターがいくら物語を進めていっても…ということになってしまうのです、悲しいことに。

小説を書く上でキャラクター作りはもちろん大事・でもストーリー構成もやっぱり大事!

「メリット・デメリット」というテーマを出してみたものの、これ以上思いつきませんでした。偉そうに言える立場でもないしね(;´Д`)。

結局のところ、小説を面白くしようと思ったら、魅力のあるキャラクターを作って、飽きの来ないストーリー展開にすればいいんです。

ストーリーの面白さとは、大まかに言う「起承転結」、ストーリーの起伏があることですよね。

これは、読者に飽きられないような構成を考えないといけません。

ふり子
ということは、キャラクターだけ作り込んでもダメだよね?
「キャラクターの個性」+「ストーリー起伏」がきっちりマッチングしていないと矛盾が生じるし、それこそ読者に違和感を持たれてしまう。

それはいけない。

キャラクターが自由に動けるステキな舞台を用意してあげることも大事。

ライトノベルってキャラクターの比率の方が高く言われがちですが、雨ふり子的にはマッチングを考えると、50:50じゃないかなぁと思っています。

というか50:50を目指していきたい!

小説を書く難しさというのは、このストーリーとキャラクターを同時に考えることなんでしょうね。

どっちも魅力あるものを作るってことは、とってもとってもとってもとっても難しく辛い作業です…。

なんて、いろいろと長々と考えてみたものの、当たり前の結論に達してしまいました。

はー、練り直しだ。

これらも頑張ったんだよぉぉ(ノД`)・゜・。 ↓

透明の匣(雨降子) - カクヨム (kakuyomu.jp)

雲を凌げば(雨降子) - カクヨム (kakuyomu.jp)

まとめ

頭でっかちにいろいろ御託を並べてきたけれど、結局魅力のあるキャラクターをどうやったら書けるかというと、それは、

ふり子
たくさん書く!

これに尽きると思います。よほどの天才作家さんでなければ、はじめから面白い小説なんて書けません。

とにかく訓練書けば書くほどその分小説のクオリティは上達していく!はずだと信じています。

そして今回、こうして書いていったことで、私の頭の中もちょっと整理されたような。改めて気付けたこともあるし。

もうちょっと頑張るぞ。

最後に、これまで書いてきたことはあくまで雨ふり子の考えなので、小説を書いている人は自分なりのやり方を追求してくださいね★

「いいやり方あるよ」っていう意見があれば、教えてくれれば喜びます(#^^#)。

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