小説家を目指して賞に応募しているけれど、または小説投稿サイトに投稿しているけれど、なかなかうまくいかないってこと、ありませんか?
本気で小説家を目指している人って、非常に非常に多いですよね。
その中でも本当に小説家になれる人って、1,000倍以上の倍率だと言われています。
うまくいかないときにこういう話聞くと、げっそりしますよね。
突然ですが、 ↑ これは2018年にはてなブログで語っていたことです。
この当時はまだ一生懸命小説を書き上げて出版社の賞に応募して…ということをやっていたため、振り返ってはみたものの、最初だけで終わっちゃってますね💦
おそらく書いている(回想?)途中で恥ずかしくなって、やめちゃったんじゃないかと思われます。
雨ふり子は2011年から2017年ごろまで小説を書いており、年に1~2作を賞に応募していました。(あ、回し応募もしていました)
「小説書きを仕事として生きていきたい!」と思っていた時期があったんですよね。
今回は、もしかしたら誰も興味ないかもだけどKindleで念願の小説出版ができた記念として、
雨ふり子の小説応募の歴史 & 執筆にかけてきた思い
を、振り返っていこうと思います。
こういった人々への、ちょっとした参考になれば幸いです★
Kindle出版した小説は、こ・ち・ら!♪ ↓
この記事の目次
ある日小説家になりたくなった
子どもが小さかったころ、目が離せない時期ではありましたが、ちょっと空いた時間に「何かしたいな…」と、ふと思うときがありました。
「プロフィール」で語っています。
でも、散々挑戦したものの挫折してしまった、という経験があるため、また漫画を描くという気にはなれませんでした。
仮にやる気が起こったとしても、子どもが小さいため、漫画の道具を出すのも危険だしなぁ、と。(←目指していたころは紙とペンを使用していたので、今のようにペンタブなどの存在を知らなかった)
(小劇団の役者やシナリオライターをしていました時期もありました、かなり昔)
ということに、ある日あらためて気づくのです。
こうした流れから、「次は小説を書いてみようかな」となり、
「よし!私は小説家になる!」
と、ひとり決心するんですね。なんの知識もノウハウもないくせに。バカですねぇ(笑)
よし、小説を書いて賞に応募してみよう!
小説家になりたくなったらどうするか。
そうですね、賞に応募して大賞をとってデビューですね★ マンガと一緒★
そこから書籍やネットなどからいろいろ小説の書き方を情報を仕入れ、育児の合間に、満を持して1作目書き上げちゃいましたね。
そして、↑ こちらでも語っていた通り、結果はこんな感じでした(笑)。↓ 応募したのは「集英社cobalt」 です。
1作品目(100P程度) | コバルト・ノベル大賞 | 一次審査通過ならず |
2作品目(100P程度) | コバルト・ノベル大賞 | 一次審査通過ならず |
「集英社cobalt」に応募したのは、どこに送ればいいのか迷っていたときに、中学生時代に読んでいたことを思い出したからです。なんとなく身近に感じたんですね★
でも結局、1・2作目は惨敗するんですけどね💦
しかし、ちょっと「小説を書く」という行為に慣れてきたこともあったので、3作目は「ロマン大賞」という長編小説にチャレンジしちゃうわけですね。
なぜ、1・2作目で一次選考も通らなかったくせにいきなり300Pほどの挑戦にチャレンジしたかというと、理由は2つ。
【理由その1】自分の書きたいストーリーが、100Pでは書ききれないと思ったから
もともと1時間~2時間ほどの上演時間のシナリオを書いていた経験があったものだから、ストーリーを考えるときにどうしても長くなりがちだったのです。
100Pじゃ、おさまりきれなかった…。
逆に、100Pでおさめようと思ったらとってもちっちゃな話にしかならなくて💦それを引き伸ばすものだから、結果的にすげーつまらん話に(;´Д`)
そんなわけで、次は思い切ってその3倍の長さの方が作りやすいのでは?と思ったのです。
【理由その2】2作応募したものの、箸にも棒にも掛からぬのでヤケになった
当時は一生懸命書いて、それなりに「そこそこいけるんじゃない?」という根拠のない自信があったため、2作品連続で一次審査すら通らなくって、
「ええ?編集部の人、ほんとに読んでくれてる??」
って、なったんですよね(笑)
批評シートはきちんと書いてくれていたのでサラッとは読んでくれてるのは間違いないんだろうけど、なんか「出来レース」なんじゃない?みたいな…💦
今なら「いや、これ絶対ムリでしょ!」ってわかるんだけどね。無知ってすごいよね(笑)。
ネットで調べてみると、
公募文学賞においては、主に一次選考を担当している「下読み」という人がいて、応募作品を最初に読み、一次を通過させるか・させないかを決めている。
ということらしい。
となると、
「ほんとにちゃんと読んでくれてるー?応募数が多いもんだから、常連さんしかちゃんと読んでないんじゃないー?」
っていう、ひねくれ根性がモクモクと湧いてくるわけです。
それなら、もう思い切って自分の書きたいものを長編で書いてやろう!となかばヤケっぱちになった(いい意味で言うと振り切った?)のです。
で、3作目を応募した結果。
なんと、2次選考通過!
という超嬉しい結果になったんですね♪
応募した小説はちゃんと読んでくれている
2次選考通過という結果に、喜びはもちろん驚いたのは言う間でもありません。
「ちゃんと読んでくれてるんだー!」
っていう気持ちが、一番大きかったです。なんせ、それまでマジで疑っていたので。(ほんとすみません)
本屋でcobalt雑誌を購入し、帰りの車の中、信号待ちのときにドキドキしながら結果発表のページを開き、自分の名前を見つけたときの感動は、今も忘れられません…✨
もしも今、なかなか一次選考に通らず、ふり子のように「ほんとに読んでくれてるのかよ」と内心疑っている人、そんなことないですよ。ちゃんと読んでくれてますからね★
結局は自分の書きたいものを書いた方が、いい結果がでることを実感する
さて、二次選考通過したことで、すっかり気をよくした雨ふり子。
小さい子どもの育児をしながら暇を見つけて執筆活動を行い、集英社cobaltに応募し続けた結果は以下のとおり★
3作品目 | 2013年度ロマン大賞 | 二次選考通過 |
4作品目 | 2013年度コバルト・ノベル大賞 | 一次選考通過 |
5作品目 | 2014年度ロマン大賞 | 一次選考通過 |
6作品目 | 2014年度コバルト・ノベル大賞 | 二次選考通過 |
7作品目 | 2015年度ノベル大賞 | 二次選考通過 |
8作品目 | 2016年度ノベル大賞 | 三次選考通過 |
9作品目 | 2017年度ノベル大賞 | 一次選考通過 |
「ロマン大賞」と「コバルト・ノベル大賞」へ、コンスタントに応募していたものの、2014年度をもって終了し、「ノベル大賞」に統合となりました。
そのため、そこからの雨ふり子の応募は1年に1度となりました。
(回し応募はしていたけど、正直、どこに応募したのかもう覚えていません…、しかも結果も惨敗だった💦)
結果として、一次選考は普通に通過するようになったものの、最高結果は三次選考通過。このときは二次選考通過止まりばかりで思い悩んでいたころだったので、
「やった!ちょっと頭が出た!」
と喜びました。
この当時は、雑誌はもう買っていなくて、ネットで結果をチェックしていたためもう記録は残っていないのですが、確か応募総数が1,000作品程度で、三次選考通過した人は30~35作品程度だったような…。
上位3パーセントだ!と、自分の中では、とても嬉しい結果でした。
新たな階段を上がれたことに喜んでいましたね。着実にプロの作家デビューに近づけているじゃないかと。
ですが、やはり入賞するなど夢のまた夢でした。
三次選考通過の次作品で一次選考通過という結果に落胆
次回作に向けて取り組みましたが、「より高い結果を出したい」という気持ちが強くなりすぎて、もうプロットの段階で詰まりまくりでした。
批評シートを読み込んで、悪いところをすべて修正した上でストーリーを考えなければいけないし、それ以上に「面白い!」と編集部の人が感じてくれるアイデアも考えなければいけない。
もうここら辺で想像力の枯渇という現実にもぶち当たっていたのかもしれない。
一生懸命書いたつもりの9作品目。一次選考通過止まりでした。
8作品目あたりからWebライターの仕事をしたりパートに出たりとしていたものだから、キャパオーバーなのもあったと思う。言い訳ですが。
なにせ、ここでポキッと心が折れてしまいました。
でも三次選考通過したあたりから気づいてはいたんですよね。上位30に入ろうが、または上位3に入ろうが、「受賞しないと意味がないんじゃないか」ということに。
編集部の目にとまって「デビューに向かって頑張りましょう」と言ってもらえないと、結局は一次審査で落ちようが一緒なんじゃない?ということに。
こうした気持ちが、9作品目に迷いとなってあらわれていたのかもしれません。頑張ったつもりだったんだけど💦
書くのをやめたら、もうそこで終わり。やめなければ可能性はどこかにあるはずなんだけど、
「いったん、お休みしよう」
という結論に達しました。
「現役の高校生や中学生が小説家デビュー!」というようなニュースを目の当たりにすると、やっぱり「ただのアラフォー主婦がデビューできるなんてことはやっぱりないか…」という悲しい(むなしい?)気持ちにもなりました。
「小説投稿サイト」の存在をようやく知る
これまで「小説は応募するもの」と思い込んでいたアナログ人間だったので、「小説家になろう」などの投稿サイトがあることを、自分が小説を書くことをやめてから知りました。
いや、どこかで耳にしたり目にしたりはしていたんだけど、自分のような一般人が投稿できる場だとは、なぜか思っていなかったんですよね。
だから、こういった投稿サイトから作者デビューしている人がたくさんいる、と知ったときは衝撃でした(笑)。
でも読んでいると、やっぱりすごいんですよね。
「こんな面白いアイデア、私は絶対に思いつけない…」
さらに投稿されている作品数にも目を剥きました。その当時忘れてしまったけど、確か数十万はあったと思う。
あくまで趣味の人もいるはずで、すべての人が小説家を目指しているわけではないだろうけど、きっと本気で取り組んでいる人の方が圧倒的に多い。
という現実を目の当たりにして、あらためて「書くのをやめてしまった自分には、もう可能性はないんだな」ということに気づかされました。
ネットって、ほんとにすごい。
「出版社の賞に応募して」だけでなく、「ネットから人気が出て」という道で、小説家になれる可能性は、かなり広くなったと言えるでしょう。
でも、その分気軽に小説家を目指す人口が多くなったのも事実だと思います。
そうなると、「小説を書くことを仕事にする」のはさらに難しくなっている気がします。
とはいえ、しっかり自分も「小説家になろう」「エブリスタ」「カクヨム」の小説投稿サイトに一通り投稿しちゃってるんだけどね♪
小説を書くことをやめたからといって、諦めたわけじゃない
「小説家になれるのは、ほんの一握り」というのはよく知られているはずなのに、なぜか「自分の書いた作品ならいけるかも」という幻想を抱いてしまった雨ふり子。
いや、本当になった人は確かにいます。
今バリバリ活躍されている作家さんなどは、「自分こそは!」という気概を持っておられる方ばかりじゃないかと、羨望のまなざしで見ています。
でもそういった人たちは、本当に「ほんの一握り」なんですよね…。
かといって、「目指してきた自分がバカらしい」「ほかの人もやめたほうがいい」とは1ミリも思っていません。
ストーリーを、世界観をゼロから作り上げていって、時間をつくって懸命にキーボードを叩きながら一文一文ラストに向かって増やしていく。
苦労しますが、「誰に頼まれたわけでもないのに、これって意味あるの?」と、ふと我にかえることもありますが、
最後まで書き終えたときの達成感・充実感は本当に本当に感動✨ものです。
「やり切った!」って思えます。マジで口に出します。
あの達成感・充実感は小説を書かなければ味わえないものだったし、今こうやってセルフでもKindleで出版できた嬉しさも、あのとき頑張ったからこそだ!
そして今回、Kindle出版したことによって、「やっぱり小説を書くっていいな」って思いました。
↓ やっぱりいいよー♪
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まとめ・「小説家になりたい!」という気持ちが高まったらいつでも挑戦できる
今現在、「小説家になりたいのになかなか現実がともなわない」
と、苦しい思いをしている人はたくさんいると思います。
雨ふり子も思いつめてしまって、とてもしんどい時期がありました。
でも今、Webライターという仕事をしているのも、こうしてブログに挑戦してみよう、結構楽しいな♪となっているのも、もとは「小説家を目指していた」経験があったからです。
小説を真剣に書いていなかったら、小説を書くことの楽しさを知らなければ、確実に今の自分はいません。(まだまだ勉強しないといけないことたくさんあるけど💦)
だから今、苦しい思いをしていることは決して無駄じゃないです。それだけ真剣に向き合っているということだから!
この記事を読んで、
「ちょっと目線をずらして、ちょっとほかの面白そうな道に行ってみようかな」と思うのもアリ。
「いやいや、自分はまだまだ頑張るぞ!」と自分を奮い立たせるのもアリ!
かといって雨ふり子自身も、完全に「諦めてしまった」のかと言えば決してそんなことはないです。
一旦はやめてしまった執筆活動だけど、これから先、また「書きたい!」と思ったときに書けばいいや、と思っています。
そういう欲求が自分の中で高まる時期が、また来るかもしれない。
小説のネタや頭の中にある妄想が、ゼロになることはありません。
実際PCのデータにプロットのようなものを保存もしているし!
でも今書かないのは、「その時期じゃないから」だと思っています。
その時期が来たら、また小説家を目指して執筆することもあるかもしれません。
「諦めが悪いなぁ」と思われるかもしれないけれど、それほど「小説を書く」っていうのは魅力あることなんですよね★
以上、これまでの雨ふり子の小説を書いてきたいきさつと経歴、いったんやめるまでに至った心の流れでした★
長々と聞いていただき(読んでいただきか)、ありがとうございました♪